2024.1.17
スタッフ笹森です。
神奈川県における経審確認書類についてまとめていきたいと思います。
今回は、建設業経理士の確認書類についてです。
建設業経理士加点のための確認書類には何が必要か
1-1.合格証明書の写し
試験に合格すると、建設業経理士検定試験の合格証明書が郵送で届きます。こちらの写しを確認書類として添付いたします。
ただし、令和3年4月の改正により、「合格後、5年ごとの登録経理士講習」の受講が必須となりました。(経過措置期間がありましたが終了しています。)建設業経理検定資格には有効期限はありませんが、経審における加点には経理士試験の加点期限があるということです。
よって、合格後5年以内の方であれば合格証明書でOK、それ以上経過している方は合格証明書だけではなく、次の登録経理士講習受講の証明が必要になります。
【合格年月日から5年】ではなく、年度で計算します。講習受講の目安は、下記の表をご確認ください。
1-2.建設業経理士CPD講習修了証
登録経理士講習を修了すると、建設業経理士CPD講習修了証がデータで届きます。
講習受講できるのは建設業経理検定に合格した方のみになるため、この修了証が確認書類となり、合格証の添付は不要です。(神奈川県の場合)
講習も5年ごとに受講必須です。経審における登録講習受講の目安は、下記表をご確認ください。
2.常勤証明
建設業経理士が、決算日時点で常勤である証明書類も必要です。
社会保険の標準報酬決定通知書等で常勤性を証明します。標準報酬決定通知書については前回の記事にて解説をしていますのでご参照ください。
>>【経審FAQ】確認書類/健康保険・厚生年金保険被保険者標準報酬決定通知書
おまけの記事:建設業経理士講習
私は、平成29年下期に2級建設業経理士試験を受け、合格年月日は平成30年5月10日(平成30年度)です。
経審加点の有効期限が令和5年度いっぱいとなりですので、もしブリジアスが経審を受けるとしたら…令和6年4月以降の審査基準日では、加点対象になりません。どのような講習なのだろうと思い、令和4年4月に建設業経理士CPD講習(2級)を受講しました。
私が受講したオンライン講習の簡単な流れと感想をまとめました。
【申込み】
建設業振興基金のHPより
【講習時間】
9時~15時50分 (休憩あり)
【試験時間】
15時55分~16時55分
【本人確認】
◆講習開始時、午後の講義開始時、試験開始時に本人確認あり。
◆講習中は在席確認をWEBカメラにより常時行うとされています。
【講義の流れ】
◆録画された講義が流れます。
◆講師がテキストを最初から最後まで読み上げていきます。
◆読み上げているページが画面に映し出され、ポイントにはアンダーラインが引かれている。(自分のテキストにも同じ個所にアンダーラインを引いていきました。)
◆最後にテスト範囲が読み上げられる。(そのページを折りました。付箋を用意しておけば良かったです。)
【内容】
大半が会計理論についてです。(2級レベルからワンステップ上がるための学習で、私にはハードな内容でした。)
【試験】
回答は2択「はい・いいえ」(テキストから出題の箇所を見つけられれば回答できる問題がほとんどですが、違う角度からの問いもあり、テキストから「探す」だけでは答えられない問題もありました。)
【合否】
2級は60%正解で合格です。受講後、2週間ほどでメールにて通知があります。
講習の内容は「会計基準に対応した経理処理をはじめとした財務諸表論、財務諸表分析の知識付与」とされていて、とても難しかったです。6時間の講義ですので大変疲れました。睡眠不足の状態で受講することのないようにご注意ください!